PROFILE

熊谷 俊之

9歳の頃より斎藤治道氏の手ほどきによりクラシックギターを始める。昭和音楽大学短期大学部クラシックギター専攻一期生を経て、ウィーン国立音楽大学に入学し、同大学院を審査員満場一致の最優秀で修了。これまでにオーストリア、ノルウェー、スペイン、チュニジア、リヒテンシュタイン、ボリビア、ペルーなど世界各国の音楽祭に出演し好評を博す。中でもウィーンでは楽友協会主催「若手音楽家」シリーズに選ばれ、弦楽四重奏を率いてリサイタルを行った。2012年にファーストアルバム「ソナタ~ボッケリーニ賛歌~」、2019年には「トッカータ・ブラジリス」(マイスターミュージック)をリリース。(共にレコード芸術特選盤)2015年にはギターとクラリネットのアルバム「Oirakanari」も発表している。ルネッサンスから現代音楽までのクラシックギターレパートリーを取り入れるだけでなく、他楽器とのレパートリー開拓も積極的に行っておりクラシックギターの可能性を追求している。 リュートをルチアーノ・コンティーニ氏、古楽演奏法をインゴマー・ライナー氏、ギターを高田元太郎、アルバロ・ピエッリ各氏に師事。第50回東京国際ギターコンクール2位、第7回ミゲル・リョベート・ ギターコンクール3位、カタルーニャ現代音楽賞受賞(スペイン)、第14回アントニー・ギターコンクール2位(フランス)を始め他多数の国際コンクールに入賞。現在昭和音楽大学講師。